今回は、令和にいたってどんどん重要になっている「個人プロモーション」「自己プロデュース」のやり方について、少し触れてみたいと思います。
個人のプロモーション力は仕事でも恋愛でも大事
平成までは、それほど重視されることのなかった、個人のプロモーション力。
SNSが台頭したり、時代が「風の時代」に入り個人の力が重視されたりするに従って、個人プロモーションはどんどん重要になってきています。
従来のように、会社員として仕事をしている場合は「あまり関係ない」と思ってしまいがちですが、会社の中で自分という「個人」が活躍することを考えるとやはり参考になるものはあるはずです。
昨今増え続けている、フリーランスとして活動していくのなら、個人プロモーションというものから逃れることはできないでしょう。
では、こうした個人プロモーションで重視していくこと、具体的なやりかたの概要についてお話します。
個人プロモーションは自己プロデュースの一種
まず個人プロモーションと自己プロデュースって何が違うの? と思う人が多いかと思います。
実はこの2つの間に、あまり違いはなくて(笑)
要は、自己プロデュースしたものをどう表に出していくのか、それが個人プロモーションということになりますね。
逆に言えば、個人プロモーションの基盤にあるのが自己プロデュースです。
自己プロデュース=「他人にとっての」自分の特長を掴む
自己プロデュースを簡単に言うと、自分の特長を自分で掴むことです。
ここでポイントになるのは、単なる自己主張ではない、ということ。
「俺的に、俺ってここがいいと思うんだよね」
これは正直ダメです。というか、プライベートなのであれば、勝手にすればいいんだけど(笑)商売にはならないです。
お金を払ってもらう価値があるほど、自分のいいところ。
つまりそれは、「他人から見た」いいところなのですよね。
そんな特長がないなら作るところから始める
自己プロデュースを考え始めた時点で、他人から見てお金を払うほどの特長がない人、というのは多々います。
普通に、普通の人生を生きていたら、そんな特長ないですよね。
プライベートの塊に誰もお金は払わないです。
会社員(あるいはアルバイター)がお金をもらえるのは、そこの社員(アルバイト)という肩書きがあるからです。つまりそれは、あなた個人の魅力値に対するお金ではないの。
そうやって生きてきた人に、お金を払ってもらえるほどの特長は、普通、ないです。
しかし、お金を払ってもらえるほどじゃないけど……という特長は、あるかもしれません。
起業、フリーランスなどの道を考えるときは、そういう、なんとなくの特長を伸ばして、お金を払ってもらえるまでに洗練していくべきでしょう。
自己プロデュースのポイントは絞る
どこをプロデュースしたらいいかわからない……というのと反対に、マルチに活躍しようとする人がいます。
これは実は失敗のもとで、最初はどれか1つに絞るのが大前提。
最初に、あれもできます、これもできます……とやると、客観的には「何をやっているかわからん人」という流れになってしまいます。
それよりは、「○○の人」という認識をもらうことが先決。
それが軌道に乗ったら、「実は△△もできるんです」という流れがあっても良いでしょう。
人格までをプロデュースする
ちょっと難しい話かもしれませんが、自己プロデュースには売るべき技術等がもちろん大切です。そしてそれと同じくらい、人格プロデュースも大切です。
会社で仕事をする時、人はビジネスマンの顔を持ちます。
同じように、個人で仕事をする時も、仕事人の顔が必要です。
これを、「自分は自分!」みたいな感情まるみえの状態でプロデュースしても、お客様は集まってきません。
かといって人間味がないのもダメ。難しいですねえ。
では、自分はビジネスマンとして、お客様から「どういう見られ方をしたいのか(すべきなのか)」
これもあわせて個人プロモーションを行います。
ここで一息!
フルをつっこんでみました(笑)
プロデュースのポイントが絞れたらプロモーションへ
自分のどこを、どうプロデュースするかを考えたら、次にそれを個人プロモーションに活かしていきましょう。
何も考えないでいきなりプロモーションをしてもだめですよ。
それと、プロモーションを始めるときは、「自分は○○の人になる!」と覚悟を決めること。
フヨフヨしているプロモーションは迷走しがちです。
個人プロモーションをするSNSを決める
個人プロモーションの媒体は、大体がSNSです。
複数のSNSを使うことは悪くありませんが、「主にこれ!」という媒体を決め、そこに集中したほうが、プロモーションはやりやすいでしょう。
プロデュースしたい自分「だけ」を出した投稿をする
さきほど、主に使うSNSを決め、「自分は○○の人」と決め、またビジネスマンとして表に出したい人格も定めていきました。
このSNSでは、それ以外の自分を出しては、ダメです。
ある程度大勢のファンがついてきたり、人気が出たら別ですが、最初は絶対に、ダメです。
いわゆる「雑記系」と言われるSNSは、プライベートのために使うもので、プロモーションのために使うものではありません。
なぜなら、プライベートな人間には誰もお金を払わないからです。
個人プロモーションを通して届けるのは、「自分にお金を払ったら、こういう価値が得られるんだよー」というメッセージ。
「今日の夕飯のカツ丼美味しかったー」とか書いてある「だから、何!?」みたいなSNSの主に、誰もお金は払わないのです。
漠然と「稼ぎたい」は一番稼げない
個人で、生活をしていけるレベルのビジネスをしている人は、常に「考えて」います。
これが、会社員、アルバイターとは一番大きく違うところです。会社員やアルバイターは、職場に行けば仕事が用意されています。それを「どうやってやるか」こなすためにある程度頭脳や体は使うでしょうけれど、「何をやるか」というところは基本的に考えなくていいのです。
当然ですがそれと同じ状態で個人になったら、何もできません。「何で」「どうやって」稼ぐのか。それは自分を見つめることから始まります。それも客観的に。
自分の外側から自分を見て、何にならお金を払ってもらえるか? ということを厳しく評価する。
自己プロデュースはそこから始まり、個人プロモーションへとつながっていきます。
ぜひ、あなた自身の、価値提供できる魅力を見つけてみてくださいね。
今日の1曲